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これまで管理職は 「中間管理職」 とよばれていたように、経営トップの課題を部署内に伝達したり、現場の声を集約して上層部に上げたり、部門間の調整を行うといったように主な業務は
「連絡」 や 「調整」 にありました。そのため、現在のように 「マネジメント」 という職務・役割を担うことに十分適応できていないのです
では、管理職に求められるマネジメント能力とは具体的にどのようなものなのでしょう
管理職に求められる能力、資質はマネジメント・ディメンション (マネジメントの能力要件・資格要件) とよばれ、さまざまな要因がリストアップされています。その一例は次のようなものです
- 対人間関係能力
- コミュニケーション能力
- 業務処理能力
- 個人的資質
これらはさらに以下の要素で構成されます
対人間関係能力の要素としては
- リーダーシップ
- チームワーク力
- 折衝力・説得力
- 柔軟性
- 感受性
- 組織適応力

コミュニケーション能力の要素には
- 理解力
- 表現力
- 傾聴力
- 文章表現力
- プレゼンテーション力

業務処理能力の要素には

個人的資質としては
- 影響力
- 活動力
- 自律・統制力
- リスク管理
- ストレス耐性力
これら以外にもマネジメント能力・資質を構成する要因は多数あります。企業はマネジメント・ディメンションから自社の管理職に必要とする項目を選び出し、活用することができます
なお、リーダーシップについては語られることが多いため、別ページで詳しく解説しています
1.研修の前になすべきこと
多くの経営者や人事担当者は、自社の管理職のマネジメント能力を向上させる必要性や重要性を理解しています。そのため研修が積極的に利用されています。しかし、研修の実施前には、それぞれの管理職が有している能力を客観的に評価し、分析しておくことが大切です
マネジメント・ディメンションで示されているように管理職の能力はさまざまな要因で構成されています。一人ひとりの管理職について、そのマネジメント能力はどんな特徴があり、どの要素を克服・強化すべきかを把握しておく必要があります。その上で一人ひとりに適した教育、研修を選択することが望まれます
また研修を受ける管理職も自らのマネジメントの優れている点、劣っている点を理解しているのといないのでは、研修の効果に大きな差が生じます
管理職の有するマネジメント能力を把握する方法として オフィス ジャスト アイ では 個人特性分析 という 人材アセスメント を用意しています。パーソナリティや保有している能力、モチベーションなどを項目ごとに数値化し、評価するものです
人の能力は性格や社会性、意欲などさまざまな要因が混ざり合って形作られています。これらを項目ことに数値化し、自らの行動や判断にどのような影響を与えているのかを振り返ってみます。そうすることで日常のマネジメントにおいて、強みを活かし、弱みを克服する具体的な判断や行動の変化につながります
この時、経営陣や上級管理職は変化によってもたらされた結果を評価するのではなく、新しい試みに挑戦し、それを継続する姿勢や態度を支援・奨励することが大切です
2.他者の視点を知る
管理職に限らず人は誰でも自分が有する能力は発揮されているものと思っています。しかし、保有能力と発揮能力は異なり、保有している能力が必ずしも発揮されているとは限りません
この違いを把握するのが 多面評価・360度評価 です。これは上司、部下、同僚など業務上関わりのある複数の人によって、管理職のマネジメントを観察評価するものです。そして自己評価とのギャップ、認識のズレを把握します
上司、部下、同僚から見て
- 自らがどのように理解されているのか
- 能力の各要素において、自分と他者の認識にどの程度のギャップがあるのか
- 求められる役割と期待に対して、自らがどの程度応えているのか
360度評価を受けることによって、これらが明らかされ、現状を客観的に認識し、マネジメントスタイルを見直し、必要な能力開発の方向性を明確にすることができます
現在の企業では、上位の資格に昇格するにつれ、フィードバックを受ける機会が減ってきます。管理職は自らのマネジメントが部下や同僚、上司からどのように見られているか、どのように受けとめられているか、フィードバックを受ける機会がほとんどありません
管理職のマネジメント能力を高めるには、まず管理職自身が自分のことを知るという「自己による気づき」 がなにより大切です。当事務所ではこの多面評価・360度評価を行っています
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